蛹化(ようか) [女王の細脚繁盛記]
巣の真ん中のほうの子供たちが、蛹(さなぎ)になるようです。
室に天井ができて蓋をされたようになっていますが、あれは女王カトリーぬⅠ世の手によるものではなく、幼虫自身が口から繊維を吐きだして造成したものです。
生まれて間もないのに、もうそんな大事な仕事をやり遂げたというわけです。
今回の撮影は30cmほどの距離で行いましたが、女王はすでにこちらに馴れたか、見向きもしません。
幼虫の群れだけが、モゾモゾと蠢(うごめ)いていました。
5年ほど前に、2年続けてヒメスズメバチの襲撃を受け全滅したときは、1匹とて蛹になることさえできませんでした。
最後の試練を越え、あの蓋を内側から破ってこの世に出てきたら、立派なキアシナガバチの成虫です。
働き手が増えると、巣もまたどんどん大きくなっていきます。
カメラを構えながら、自分の鼓動がはっきりと聞こえました。
http://www.youtube.com/watch?v=OvOUhdtEF3Y
2013-05-23 15:17
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