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蚊 [日々雑感]

ロクヨン@甲府:撮影;織田哲也.jpg

雨が小やみになった朝、ベランダに出てアシナガバチの観察をしていると、さっそく蚊に脚を刺されました。
私はたいへん蚊に好まれる体質を患っています。
ある部屋に私を含めて5人くらいの成人が入り、そこに血に飢えたメスの蚊を1匹放ったとすると、どうなるか。
おそらくほかの4人は無傷で、私だけが2か所も喰われる結果となるでしょう。
もちろんそんな実験はしていませんが、それくらい蚊にだけはモテてモテて仕方がないのです。

蚊に刺されやすい人の特徴は、いくつか報告されています。が、自分にはそんなに当てはまっていないように思えます。
「血液型がO型の人」 : なんでも O>B>AB>A の順で刺されやすいそうですが、私は最低ランクのA型であります。
「体温の高い人」 : むしろ低いほうです。呼吸数も多くありません。
「太っている人」 : 178cm で 75kg は、太っているというほどじゃないでしょう。
「汗っかきの人」 : 昔ほどではありません。年齢とともにカサカサ肌になってきています。
「酸性体質の人」 : そりゃ肉好きですが、酸性体質かどうかは調べようがありません。
「足の臭い人」 : 今朝はシャワーした直後でしたぜ。
「香水を吹きかけている人」 : だからシャワー直後だって。
「飲酒中の人」 : 朝から飲みますかいな。
「妊娠している人」 : なんでやねん。
ことほど左様に、アテにならない情報ばかりです。

以前、プレステ2のゲームで、その名もまさに 『蚊』 というのがありました。
プレイヤーは山田家という家庭に住みついた1匹の蚊になり、殺虫剤や人間とのバトルを克服しながら、より多くの血を吸っていくというゲームです。
私はプレイ中の動画を見たことがあります。
戦闘機バトルゲームに似ていますが、敵はホットパンツでお昼寝中のお嬢さんだったり、アタマに蚊取り線香をのせたステテコ姿のオヤジだったりします。
結構おもしろそうでしたが、わざわざお金を出して蚊になる必要もなかったので買いませんでした。

それにしても、私が子供の頃から比べると、蚊はめっきり少なくなっています。
蠅に至っては、夏になっても姿を見かけることがほとんどなくなりました。

蚊が少なくなったのは、街なかから 「どぶ」 の減ったことが大きな理由だそうです。蠅はおそらく、トイレが水洗化されたことが最大の原因でしょう。
蚊は、熱帯ではマラリア原虫を媒介しますが、まず日本では考えられません。血を吸われたら痒いというだけです。
蠅のほうは汚物との接触が多く、細菌や寄生虫を運んでくるので、明らかに衛生害虫です。
だから 『蚊』 というゲームはあっても、『蠅』 というのはありません。たとえゲームとはいえ、プレイヤーの分身が雲古にたかるシーンなど見たくもないでしょう。

私は室内で蚊取り線香を焚いたり、電子蚊取り器や殺虫剤を使う習慣がありません。
蚊に対処するには、手の平でツブすという原始的な手段だけです。
たいていは手足にとまられて血を吸われていることに気づいたとき、はじめて一撃を加えます。敵は即死ですが、勝ったほうもあとで猛烈な痒みに悩まされる羽目になります。
私は蚊の唾液にはアレルギーが強いらしく、刺されたあとが大きく膨らみます。
眠っている間に瞼を集中的に刺され、起きて鏡を見たらお岩さんになっていたこともありました。

そんな季節の訪れを告げる今朝の蚊の痕は、今でもはっきりと腫れています。
緊張の夏、日本の夏。ニャロメ!

http://www.youtube.com/watch?v=t3jQOh3iVZI
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