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引き籠る週末 [日々雑感]

都営新宿線10-300系・多摩センター:撮影;織田哲也.jpg

仕事がら、不自然な時間の遣い方に歯止めが効かないというか、幾日も連続で夜なべをしたり、尋常でない時間に仮眠をとる生活が続くと、さすがにそのペースにどっぷり漬かっていてはいけないなあと反省心も起こるというものです。
若いうちは体力任せで乗り切ってきましたが、ストレスで血圧が激変する体質を患ったことで、生活のある重要な部分は世間一般の人様並みに保っておかなければならない気持ちに切実に襲われました。
だから睡眠がそうなれないのならば、せめて食事だけは適正な時間に3食摂ることを心がけています。
朝食は6時から7時、お昼は12時前後、夜はお酒を飲むことも多いので早めの時間に軽くすませる。
このペースを守ることで健康管理につながり、体内時計を補正することがなんとかできているようです。まあ、今のところはという話ですけれど。

ところが食事のリズムを世間並みに保つ努力をしていることで、狂ってしまいがちな睡眠のリズムとの間に乖離(かいり)が生じることもあります。
月曜から金曜まではなんとかその矛盾を誤魔化していますが、週末になると一気に倦怠感がつのってくることも度々です。まさに今日はそんな一日でした。

今朝、目覚めたのは午前2時半ごろでした。
しばらくぼうっとしていましたが、ひとたび起動した神経を押さえ込むこともできず、TVのスイッチを入れてみました。NHKでやっていた番組は、かつての蒸気機関車(SL)の姿をとらえたモノクロの記録映像でした。
実はこの手の番組は、たいへん好きなのです。
耳障りのするナレーションもなく、まるで環境音楽を聴いているかのように、流れゆく映像に何の気負いもなく視覚を委ねていける安心感があるからです。
NHKが深夜から明け方にかけて放映している映像は、ほかにも北アルプスの峰々や野生動物の生態を延々と映し出したものがあり、それらはいつも時の流れを忘れるような安らぎを与えてくれるのです。

夜明け前のTVを見つめながら、今日は一日、自室に引き籠る決心を早々につけました。
何もしないというのではありません。やるべき仕事はあるのです。
けれども切羽詰まった気分でするのではなく、穏やかな時間の中で取り組んで、時には音楽を聴いたり、ブログを書いたり、昼寝したりしながら過ごしたのです。
9:30からの 『ぶらり途中下車の旅』 や、12:15からの 『暮らしの中の法律相談』 など、いかにも土曜日的な平和な番組も、久しぶりに堪能することができました。
そういう意味では嬉しい週末の一日だったと言えるでしょう。

とはいえ、本当は家から一歩も出たくなかったというネガティヴな側面も否定できません。
健康のために買ったロードバイクにも乗りたくなかったし、鉄道写真を撮る気にもなれなかったし、美味いものを食べに出る気も起らなかったし、誰とも会いたくなかったのです。
煙草も残り2本しかありませんでしたが、買いに出るのが億劫なので、朝からまだ1本しか吸っていません。このブログを書き終えたら残りの1本を吸うつもりですが、それももしかしたら面倒になってやめてしまうかもしれません。
じゃあ寝ていればいいじゃないかと言われそうですが、こんな中でも仕事やブログを書くことだけは朝からしていました。
何故それだけできたのかははっきりしませんが、何やら自分が、壊れた機械仕掛けのオモチャの兵隊みたいな気分になっているのも事実です。そんな気分を変えようという積極的な理由はありません。

買い置きのお酒を、シーチキン・マヨネーズでいただいています。
お酒については、「呑みたい」 時と 「酔いたい」 時があるわけですが、さて今夜はどちらなのか、それすらも結論を出したくない、脱力感満載の週末なのでございます。

http://www.youtube.com/watch?v=gkSxxsAutqw
一日って、本当に白いのでしょうか?
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